悲しいお知らせです。
日本の児童文学の基礎を築いた石井桃子さんが、4月2日午後3時半、
老衰のためお亡くなりになられたそうです。101歳でした。
幼い頃、繰り返し読んでいた岩波子どもの本シリーズの『ちいさいおうち』、『ねずみとおうさま』、『ふしぎなたいこ』が石井桃子さんの著書だと知ったのは、ずいぶん後のことでした。
先日帰省した折に、なぜか石井桃子さん関連雑誌が気になり3冊購入していました。今、じっくり拝読しています。その功績のすばらしさをひしひしと感じながら。
児童文学に最後まで力を注がれた石井桃子さん。私達にすばらしい作品を手渡してくださり本当にありがとうございました。これからは、雲の上で執筆や文庫活動をされるのでしょうか。どうぞ安らかな日々でありますように。

▲“特集「石井桃子100年のおはなし」”.雑誌『ユリイカ』.青土社,2007年7月(通巻537号),p.71-233.

▲“石井桃子と子どもの本の100年雑誌”.雑誌『飛ぶ教室』.光村図書,2007年秋号(第11号),p.6-57.

▲小寺啓章.資料でみる石井桃子の世界.2007,p.18.
(兵庫県・太子町立図書館で開催された「石井桃子の世界―心を育てる子どもの本の祭典―」(1999.11.20-12.25)で発行された冊子『石井桃子の世界』(1999)に加筆したもの)
心から哀悼の意を捧げ、以下関連ニュースを記します。
■NHKニュース内:「児童文学の石井桃子さん 死去」
(2008年04月03日06時33分)
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/04/03/k20080403000029.html
訃報のニュースと平成9年のインタビュー映像。執筆風景や「かつら文庫」での様子を動画で見ることができます。
インタービューでは、子どもと読書との関係について
「幼年時代に読んだ本で美意識も決まるし、生きていく方向も、そっちの方そっちの方へと自分の望むような希望するような方にやってきたと思いますね。」、「小さいうちに何が自分の楽しみか、何が自分が美しいと思うのかってことをつかんでもらいたいんですね。その子に。」とお話されています。
■asahi.com内:「子どもの喜び常に探求 評伝・石井桃子さん」
(2008年04月03日14時04分)
http://www.asahi.com/culture/update/0403/TKY200804030197.html
2007年3月、100歳を迎えられたときの写真画像あり。また、2008年1月29日に行われた07年朝日賞の贈呈式のエピソードが綴られています。贈呈式のスピーチでは、
「朝日賞をいただいた人間ですといってこの世を去るよりも、六つ七つの星に美しく頭の上を飾られて次の世の中に行きたいと思っています。」というスピーチをされたそうです。名誉よりファンタジー。すてき!!